穴物語の始まり

 深穴の加工に興味を持った下村会長は、早速高知県のミロク機械から深穴加工用のロングドリルが使えるガンドリルマシンを導入しました。ここから、株式会社ダイニチのアナ物語が始まります。
最初に導入した深穴加工ガンドリルマシン


穴のおはなし

 下村会長は『やりたい方向を周りの人に話し、情報を収集し、見学に行き、そこで人との出会いがありました。』と何事にも情熱を傾ける姿勢が人に思いが伝わっていくことを振返りました。
 この頃のことを、雨だれのごとく『一所懸命さ』が成功する秘訣と話します。
 
 そうした結果、ガンドリルマシンを選定するに当たって探し当てた深穴加工メーカーの東大阪市にある伸光製作所の社長から『初めて導入するなら、片側から1,000mmの仕様機を買いなさい』と言うアドバイスを受け、当初考えていた600mmをやめて1,000mmにしました。このことが、後になってよい結果を生み出すこととなります。つまり、株式会社ダイニチの深穴加工会社としての特徴作りのきっかけとなったからです。

 その後、小径微細加工を目指す下村会長は、早速次のマシンを導入した。それが、さらに細い穴をあけることが可能なガンドリルマシン(1.4mm〜5mm)です。


ガンドリルマシン

 こうして、現在株式会社ダイニチには以下のようにガンドリルマシンが配備されました。(複合加工機も含まれています)
 

   上記の内には、平成4年に愛知県の三菱重工業株式会社から、譲り受けた(昭和39年製)深穴加工機(下記参照)も含まれています。(平成18年にその役目を終え、現在は稼動しておりません)
 この加工機を導入したことで、同社より受注を受ける事に繋がりました。
 
三菱重工業株式会社から譲り受けた(昭和39年製)深穴加工機